お店はそれほど大きくないですが、入り口に行列ができていて「これだ！」という具合に発見。
お店の裏手に駐車場が７～８台ほどとめられますが、すでにこちらもほぼ満車。
スペースを見つけて車を停め、いざお店へ。
なんとも風情ある暖簾をくぐります。
木彫りの猫の置物がチャーミング。
いっぱいのようなので、しばし待ちます。
それほど待つことなく席について、メニューを拝見。
和紙でできたなんとも味わい深いメニュー表・・・いや、おしながき。
「ぬくとい」（＝あたたかい）という書き方がニクイですね。
まずは、「田舎そば」900円から。
テーブルの上に運ばれてきただけで、つゆとそばの芳醇な香りがしてきます。
これほど香りの濃いそばははじめて。
そばののった器も雰囲気がありますね。
いたるところにこだわりが見えますよ。
そばは結構細め。
でもぼそぼそ感は全くなく、みずみずしさがあります。
そば本来の味が濃厚です。
そして、これ！
最初、運ばれてきたこれを見て、「何！？」と驚きました。
じつはこれ、「そばがき」です。
そばがきといえば、そば粉を練っておだんごのようにしたものですが、こんなかたまりは初見です。
この塊を匙ですくって、刺身のようにわさび醤油でいただきます。
う～ん、なんとも言えないそばの上品な風味！
もちもちとしていてねっとり感もあり、口当たりはさっぱりしています。
そして大きさもなかなかのもの。
このそばがきだけ食べにくるお客さんもあるようでした。
そして、最後にいただいたのがこちら。
「円空なた切りそば」900円です。
まずはこのそばを見てほしい！
まるできしめん！
平打ちで太く、厚みがあります。
これもそばの香りが濃厚！
粗びきそばらしい、深いそばの香りが漂います。
つゆも香りが高く、かつお節の風味がぶわっと香ります。
ですが、やはりつゆに負けないそばの味！
粗びきそばにありがちなぼそぼそ感やぶつぎれ感もなく、みずみずしくて強いそばの風味。
口に運ぶ手が止まらなくなる・・・。
そばの食べ方はつゆにつける以外にも、塩や甘味噌も一緒についてきます。
シンプルにそばを塩で食べると、より一層そばの風味が際立ってきます。
つゆも味噌もイケますが、一番おすすめの食べ方は塩か、そのまま・・・かな！？
なんにせよ、そば好きもうなる逸品でしょうね。
これは素晴らしいそば屋さんと出会いました。
最後はそば湯でほっこりと・・・♪
岐阜県関市本町8‐27
0575-22-2526
営業時間 １１：３０～１６：００
金曜定休
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