安城市桜井の駅のそばにあるお店、”温故知新”。
おいしくてこだわりの日本料理がコースでいただけるということで、予約しておじゃましてまいりました。
桜井駅の周辺は新しく再開発がされたのか、とっても整備された新しい街。
ぶらりと立ち寄るにはいい場所かもしれませんね。
テーブルに案内していただいて、席に着くとお品書きが。
これだけでも雰囲気が違って見えますね。
まずは向付、”もろこし豆腐”。
とうもろこしの風味がすごい！
まるでコーンポタージュのようなとうもろこし独特の濃厚な甘みと香り。
最初の一品で、このお店にうなずかされました。
続いては汁物。
鮎の身がのった吸い物です。
鮎の風味がすごく香ばしくて、その下からはなすなどの夏野菜が。
季節感たっぷり。
ヒラメとモンゴウイカのお造り。
もっちりとした肉厚の刺身です。
器もとっても素敵ですね。
焼き物の”イサキの幽庵焼き”。
幽庵焼きとは、醤油・酒・味醂の調味料にゆずやかぼすなどを加えて味付けした魚を焼いた料理のこと。
さらに味噌も加えているそうです。
表面がとってもパリッとしていて、味が噛むたびにじゅわっとしみだしてくる。
テーブルに置かれた瞬間、「おやっ？もうデザート？」と思ってしまいました。
これはなんと、”冷やしおでん”！
こんな涼しげな器に入った冷たいおでんなんです。
ふたをとった姿がこちら。
トマトとブロッコリーがおでんには見えません。
でも、味付けはおでんの出汁。
その下にある鶉の卵や大根などのおでんの具はまさしくおでんの味でした。
とっても冷たいけど、やっぱりおでんなんです。
絶品。
こちらは揚げ物の”夏野菜の揚げ出し べっこう餡”。
夏野菜を素揚げして、べっこう餡をかけたもの。
そのまんまか(;^_^A
このべっこう餡が甘味があって、とろっと具合も絶妙。
野菜にちゃんと絡んでいて、素材の味の引き立て役にいい味を出してます。
いぶし銀の名脇役といったところか。
食事の最後は”煮アナゴご飯”と”味噌汁”。
和食は目で味わうといいますが、味噌汁も普通のお椀では出てきませんね。
とっても洒落てます。
穴子の身も柔らかく、臭みもないので食べやすい。
ご飯の味もしっかり味がついているけどくどくなく、食べやすい。
穴子以外のご飯はおかわり出来るということでした。
コースのラストはデザート。
レモンのロールケーキとキウイのムース。
ほんのりとしたレモンの香りと甘さがあるロールケーキ。
キウイの甘さと酸味が後味をさっぱりさせてくれるムース。
これだけの和食コースをいただいて２５００円ほどでした。
価格にも味にも納得でき、文句なくオススメできるお店でした。
ありがとうございました。
日本料理 温故知新
愛知県安城市桜井町新田５３
0566-99-8410
営業時間 １１：３０～１３：３０、１７：３０～２１：００
月曜定休
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